遺族側・参列者側、共に寄り添えるお葬式にするために

このようにお葬式の種類やそれぞれのメリット・デメリットは多岐にわたりますが、お葬式に対してそれぞれが抱く考え方や、家族が執り行うことのできる規模、準備をすることができる予算などは、各々に差異があって当たり前です。大切なことは故人の家族や友人、関係する全ての参列者が後悔することのないよう、納得したお別れができるよう取り計らうこと、感謝の気持ちや悲しみなど全てを表すことができる場を、心を込めて作り上げることです。

しかし、お葬式とは火葬をはじめ、お通夜、告別式まで全ての段取りにおいて専門的な知識を必要とするものでもあります。大切な人を亡くし、とまどいや悲しみの渦中にいる状況で、それらを取り仕切るのは簡単なことではありません。そこでこのような一連の流れを専門的に行うプロフェッショナル集団として、葬儀社が存在します。お葬式の内容についてはもちろんのこと、寺院とおつきあいのない方のために寺院紹介を行うなど、幅広いプラスアルファのサービス展開をしています。その他には、参列者の方たちへの返礼品や控え室等でのお茶やお菓子の準備など、きめ細やかなサービスの提供も行っています。

最近では生前に自分のお葬式について相談する方も増加傾向にあります。残された家族になるべく迷惑をかけたくないという気持ちを抱いている方や、自分の望む通りの最後を自ら演出したいという気持ちの方まで、お葬式についての考え方や距離感、行動力などは様々です。

死に対する向き合い方は千差万別であり、どれが正解という答えはありません。従ってお葬式の形式も人それぞれで違っていて当然です。故人の意向、家族の意向、関係する人々の思いを大切に、人生最後のイベントを作り上げるお手伝いをしてくれるのが葬儀社であり、存在意義があると言えるでしょう。